令和9年報酬改定のマイナスに備える唯一の方法

1令和9年の報酬改定、既存事業所も無関係ではありません

障害福祉サービスの関連予算はこの19年間で約4.5倍に膨張しました。特に就労継続支援B型は令和6年度だけで前年比20.1%増、グループホームも13.2%増という大きな伸びを記録しています。

国はこの状況を受け、令和8年度に臨時改定を実施。令和9年度の本格改定ではさらなるマイナス改定がほぼ確実な見通しです。

臨時改定は新規事業所のみが対象ですが...

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令和8年度の臨時改定による報酬引き下げは、令和8年6月1日以降に新規指定を受けた事業所のみが対象です。しかし令和9年度の本格改定では、既存事業所も含めてマイナス改定になる可能性が高いとされています。「今は関係ない」と安心してのんびりしている場合ではありません。

2今すぐできる対策は「利用者数の積み上げ」だけ

では今から何ができるのか。答えはシンプルです。

前年度平均利用者数を、今年度中にできる限り積み上げること。

令和9年度の報酬算定には令和8年度の利用者数が使われます。つまり今年の利用者数が来年の報酬を直接決めます。短期利用・体験利用も含めて1件1件を丁寧に積み上げることが、マイナス改定のショックを和らげる唯一の方法です。

なぜ前年度の数字がそこまで重要なのか

令和9年度がマイナス改定になる可能性が高い中、今頑張って数字を積み上げておけば、そのショックを吸収できる可能性があります。だからこそ、今のんびりしているのではなく、できることをやりましょう、というのがセミナーで繰り返し強調されていたメッセージです。

3グループホーム・就労B型それぞれの具体的な行動

前年度平均利用者数を積み上げるために、今すぐ取り組める行動があります。

グループホームの場合

グループホームの入居者も、短期でも何でもいいので数字を一生懸命積み上げましょう。空室を極力作らないようにすることが基本です。また短期入所(体験利用)の受け入れも、利用者数の積み上げに有効です。

就労継続支援B型の場合

令和8年6月から就労B型には新区分A・B・Cが新設されます。自分の事業所がどの区分に該当するかを確認した上で、単価の高い作業を意識的に取り入れ、利用実績を確実に記録しましょう。体験利用・見学の受け入れを積極的に行い、正式契約につなげる導線を整えることも大切です。令和8年度末までの数字が令和9年度の報酬に直結します。

4まとめ:令和9年に向けて今すぐ始めるべきこと

令和9年度の報酬改定に向けて、今事業所がやるべきことを整理します。

  • 前年度平均利用者数の現状を確認する 加算等の報酬算定に使われる前年度の平均利用者数が正しく把握できているか確認しましょう。
  • 短期・体験利用も含めて毎月積み上げる 令和8年度末までの利用者数が令和9年度の報酬に直結します。グループホームは空室をなくし、就労B型は単価の高い作業を取り入れましょう。
  • 令和7年度の数字をしっかりと作りきる 今頑張って数字を積み上げておけば、令和9年のマイナス改定のショックを吸収できる可能性があります。できることを今すぐやりましょう。

準備をしていた事業所とそうでない事業所の差が大きく開く転換点が、令和9年4月です。今から動き出すことが経営を守る最善の方法です。

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